早いもので今年も残すところあとわずかとなりました。

いよいよ今年最後の練習です。
練習の最後にはJCOMさんが取材に来てくれる予定です!
今日の指導は
指揮と指導は鈴木衛マエストロです!
「アルル、軽騎兵、リトルマーメイド。いけるところまでやりましょう!」

早速練習が始まりました。
はじめは「軽騎兵」です。
軽騎兵演奏1

演奏は、憂いを含んだ重厚な曲調から軽やかに放たれたメロディに移ります。
この曲がもついろいろな表情を団員たちが表現します。
素敵な完成が間近に感じられる演奏です!

トランペットの音もしっかりと響きます。
トランペット
「今日、はじめて楽譜もらったんだよね。上手!」
なんと初見です!

「ここはあんまりピアノで弾くと音が遅れちゃうから。大きくていいよ」
「フルート、もっと大きい音出る?」
鈴木マエストロが細部を確認しながら練習を進めます。
クラホルンファゴット
「クラ、ホルン、ファゴット、29からやってみよう」
タタタタタタタタ・・・・
それぞれのパートが音を刻みます。

「ブレスですが、本当は音符をはしょらないのがベストです。タタタタタタタタ、って。でも難しかったら一個くらいはしょっていいよ」
息が続かないことが心配です。
息が続かなければ
「ブレスを我慢してタタタタタタタタア~ァってやることないから」
苦しそうな音を出すより、ブレスを加えます!
「ただ、8人同じ場所でブレスしないでね(笑)。音が消えるから」
確かに!

続いてはトロンボーン、トランペット、ホルンです。
トロントラホルン
「トロンボーンは好きなタイミングで吹いて、それにホルンが乗っかって」
タンタカター、タンタカター・・・
「トロンボーンはそのままで、トランペットとホルンは繰り返してみて」
リズムをしっかりと確認します。
覚えておいて
「ホルンとトランペットは今距離が離れてるけど、本番も今と同じ位置だから。ホルンはここはメロディじゃないけど、トランペットのメロディと合うから、それを知っておいて!」
金管楽器の息のあった演奏を目指します。
軽騎兵演奏2
「今入る人たちはしっかり入らないと!ゴシャゴシャってなるから。音量大きくしていいから。123ね!フォルテ10個くらいでやっていいよ(笑)」
「終わり3つ前!顔あげて~」
「228やってみよう!ここは2分割してるだけだから。タータカタタン、タータカタタン・・・。結構金管大事だから。覚えておいてね!」

こうして充実した軽騎兵の練習を終え・・・
アルルね
「じゃ、アルルね!」
練習は「アルルの女」に移ります。
ふわふわ
「バイオリン、今ここハンコ押してるみたいだから(笑)。音早くていいから。もっとふわ、ふわ、ふわ・・・っていう感じで」
「Fのところ、チェロとセカンドバイオリンがタタタタ、タタタタ、ってやるじゃない。そのまえのタタタタタタターのところからすぐテンポがかわるから、それを書き込んでおいて!」
パートごとに気をつけなければいけないことを鈴木マエストロが伝えます。

「じゃ、シックスチェロズ!」
シックスチェロズ
チェロへの指導です。
「もっと音だしていいよ。できる人はビブラートで。あたまズレないように」
チェロリズム
「ここは意外と早いから。左手とおなかでテンポをとって!」
丸山トレーナーです!

タタタ、タタタ、タタタ・・・。
このリズムにメロディをのせていきます。

バイオリンのほうでは・・・
澤田トレーナー
「ちゃんと弓とこまは平行に!弓と弦がかむ向きで。そうすれば鳴るから!」
澤田トレーナーです!

そして・・・
「ピッチカートをやるときは彼を見てね!」
コンマスの動きを見ながら音を合わせます。
ピッチカート彼をみて
「ピッチカートのところ、楽譜に何か書いてある?」
澤田トレーナーが団員たちに問いかけます。
「とくに何も書いてないよね!だから楽譜をみないで大丈夫だよね」
注視すべきは楽譜よりコンマスの動きです!

みんなでピッチカートを合わせます。
管も一緒に
「管のみんなも音を出してみて!ボン、ボン、って」
「みんな呼吸もね!」
青木トレーナーです。

コンマスを見ながら演奏することで、全体の音がそろってきました!
もっと大きく
「もっと大きく~。OK!」
きれいに合いました!
・・・・・・
続いて2曲目に入ります。
「みんなブレスしてごらん」
ブレスしてごらん
「ワン、ブレス、ターラン、ワン、ブレス、ターラン・・・」
迫力のある弦、フルートの軽やかな音色、ピッチカート。そのあとに流れるような美しいメロディが続きます。
おわり8こ前
「終わり8こ、いくよ~」
「木管楽器、フルート、その前の弦楽器タタタ、タタタからつながってるから」
「4つまえ危ないね。4つまえから」
「3こ前。2拍目から。フルート、ビオラ、チェロだけで。いいよ!ここつながってるから意識して!」
充実した練習が続きます。

すると・・・
太ってるよね
「みんな、ヨーロッパのおじさんってみんな太ってるよね」
と鈴木マエストロが・・・。
「そうなんですか!?」
と団員の声が!

「7割くらいね(笑)。ここは60代くらいのビールっ腹の男性が踊ってる感じだから。タンタンタン、ターラって。みんなのは痩せすぎ(笑)」
重みのある演奏が求められます!
チェロバイオリン~
「ファーストバイオリン、チェロ、46いくよ~!タータタタータタ、みんな同じ音が続くと飽きてしょぼくなるから(笑)ここはクレッシェンドみたいな感じでいいから」
「もうひとつ、レドドシファーソミードーシー、みんなつなげられないかな。なるべくつなげて上がる前にクレッシェンド!ドーソー、たっぷりクレッシェンドして」

とここで・・・
なんていうの?
「校庭にあるアレ、なんていうの?」
鈴木マエストロが問いかけます。
「ろくぼく!」
と団員。
「ドブロク!?」
!!
ろくぼくです(笑)
ろくぼく
「あれ、ろくぼくっていうんだ(笑)。ここはね、あのろくぼくでいうと下ろくから上ろくまで飛ぶ感じ。上に行くときにエネルギーがいるでしょ。フッて。そのエネルギーをだして!」
団員たちにそのイメージができあがります。
ろくぼく1!
「はい!ろくぼく1!外れてもいいから上げて~」
”ろくぼく”が練習風景にすっかりなじんでしまいました!

続いて・・・
「管、拍のあたまのところ、ビオラが弓を返してるのわかる?それに合わせて。管は客席から見てうしろにいるでしょ。だから時差ができるよね。だから管は弓を見て合わせる。弦は管の前にいるから管を聞いて合わせる。管がメロディのところなんかは特に」
聞こえを意識して
お客様への聞こえを意識した演奏をします。
そして休憩後に第二組曲を少し演奏し、この日の練習を終えました。
・・・・・・・・・・・・・
そしていよいよJ:COMさんの取材を受けます!
片づけ
椅子や譜面台を片づけ、団員たちが準備します。
ずらりと並び
ずらりと並び・・・
リハーサルです!
セリフの練習
ちょっと緊張の面持ちで、3人の団員が「セリフ」の練習です!
待ってま~すだから
「みんな、”待ってます”、じゃなくて、”待ってま~す!!”だから」
笑顔
鈴木マエストロのアドバイスも光ります!
楽器を手にして
いよいよ楽器を手にして撮影です!
「ここのレンズ見てね~」
ちょっと緊張しながらも、撮影は楽しく進み・・・

「で、最後イエ~イとかはどう?」
と鈴木マエストロが提案です!
「・・・」
あれれ!?

すると・・・
Slide1
「先生が横から飛び出してきてイエーイは?」

と団員!
「やだよ~!」
たしかにそれはキツいです・・・!

そして本番を無事に終え、
最後の挨拶
J:COMのスタッフの方たちにも挨拶をし・・・

団員たちは武道場を後にしました。
J:COMさん、ありがとうございました!
放送は新春です。
ぜひ観てくださいね。
・・・・・・
皆さま、今年1年、私たち浦安ユースオーケストラを応援していただき、ありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!
よいお年を♪